しろく しろく 見据える先はあまりにとおく



くろく くろく 伸びた影は僕自身さえ届かない



混ざった瞬間 死んだ手の触感が気持ち悪い



ゴムみたいで 無機質の癖に優しい



わたしを撫でて髪を結う手はもう死んでるの 









(聖夜の下で)